こんにちは
家主です。
今日は空き家について考えていきます。
これを読んでくれているあなたは、都会の人ですか?地方の人ですか?
何故このようなことを聞くかといいますと場所により空き家問題に対する考え方は変わってきます。
僕が住んでいるとこや、田舎を見て考えたことを今日は書いていきます。
空き家が何故増えているか
今の日本で何故空き家が増えているか
要因
- 人口減少
- 都市部集中
- 相続する子供がいない
- 親族間の相続問題
- 山間部や田舎での生活がままならない
- 解体して更地にした場合固定資産税が6倍になるのでそのままにしてある
日本全国で空き家数は820万戸あります。
全国の住戸の13.5%しめます。
空き家が増えることによるリスクとは
空き家が増えることにより起こりうるリスクがあります。
①手入れがされてない家は老朽化が早まります。
そのため倒壊するリスクがありますが、持ち主がわからなかったり解体費用が捻出できないなどで解体出来ないままの建物が多く見られます。
そのような場合役所も手を出すことが出来ずそのまま放置になっている建物が多いのです。
②空き家がある地域の景観をこわす
空き家があるとその場所及び廻りのイメージがよくないですよね。
又、犯罪の温床になる可能性も考えられます。
③住宅の価値が下がる
人口減少と共に空き家が増えていくと中古市場による住宅の価値が下がっていきます。
個人的問題提起として
田舎に行くほど大きな家が建ってます。
メンテナンスも大変ではと思うような。
昔は地主だったのか、将来維持するだけでも大変だなと思う家は沢山あります。
又、よくこんな場所に家建ってるなという家ありますよね。
接道がなかったり裏山が崖だったり車両が侵入出来ない場所等
その土地への愛着があるのだと思いますが、役所も建てる人も先を見据えた計画ができていなかったと言わざるを得ません。
私の家でも、母屋と離れの家がありますが、70代の父親いわく自分が生きている間は解体させないと言ってます。
しかしその後のメンテナンスを考えると自分の息子世代へ影響があることをあまり考えない世代なのかなと思ったりしますね。
空き家は多いが新築住宅は建っている問題
これだけ空き家が増えているのに地方でも田畑を宅地にして新築住宅が建っています。
この現状を考えるとあべこべ感がありますよね。
私が住んでいる場所でも相変わらず新築住宅がかなりの数建設されております。
中心地では新築マンションもたっておりますがかなりの数売れてない現状もあります。
住む場所としては必要な物もありますが、国はこの空き家問題にしっかり対策をしていかないと空き家はどんどん増えていきます。
※2014年空き家対策措置法が制定され特定空き家に指定された建物は行政が撤去など強制的に対処することが出来るようになりました。
空き家対策措置法で解体撤去した場合は当然税金で対処します。
空き家対策として
空き家が増えないようにするための対策として
親子間での相続対策を行う。
税金が払えない可能性が考えられる場合はリースバックを検討する。
空き家になる前に家を売却して賃貸住宅へ引っ越すもしくは公共の住宅を利用する
新築住宅が増える現状に対する考えとして
中古住宅の価値の査定を数値化して流通しやすくする。
基準があるようであいまいな査定基準を定める必要があります。
(実際webで見れる中古住宅でもこの建物でこの金額?と思う建物多いですよね。)
空き家を賃貸として貸し出す。
解体費用捻出できるようなら補助制度を活用すること
新築検討世代に対して
購入世帯には中古住宅をリフォームやリノベーションを検討しやすくする。
空き家バンクを活用
(空き家の所有者と空き家の利用希望者をマッチングするサービス)
まとめ
今日は空き家問題について書きました。
全国で全住戸の13%空き家があると考えるとこれからさらに増えていくことは容易に想像が付きます。
空き家が占める割合が30%超えると財政破綻が懸念されます。
財産でもある不動産ですが放置している空き家は負の遺産になってしまいます。
国に対策を求めても現状すべて把握できてないと思います。
それより早めに空き家を売却するなど未来を見据えて対策していかないと自分の子供、孫まで影響が出てきます。
そうならないよう住宅という資産に対して向き合っていきましょう。
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